ANTEROOM TRANSMISSION Vol. 5 -トライフルの複層
開催期間: 2025年08月01日 - 2025年09月28日
ホテル アンテルーム 那覇にてこの夏、アジアを舞台に活躍する若手作家育成の為のアートプロジェクト「ANTEROOM TRANSMISSION」第5弾となる展覧会「トライフルの複層」を開催いたします。本プロジェクトは2021年に始動し、これまでホテル アンテルーム 京都で3回、ホテル アンテルーム ソウルで1回行われました。第5回目となる本展では、テーマを共通にし那覇と京都で開催いたします。
ANTEROOM TRANSMISSION初の沖縄開催となる本展では、プロジェクト企画者の上田 聖子、翻訳者の林 立騎、キュレーターの町田 恵美の3人の推薦者に、沖縄県内で活動する活動歴5年以内もしくは在学中の作家を推薦いただきました。HAYATO MACHIDAとキナ サチコ、大和 楓の3人の作家による身近なことから沖縄や社会の歴史・多様性をそれぞれの視点で境界線をすくいとった作品をご覧にどうぞ会場まで足をお運びください。
ANTEROOM TRANSMISSION Vol. 5 -トライフルの複層 概要
那覇展 会期:2025年8月1日(金)- 9月28日(日)
時間: 9:00-21:00
会場:GALLERY 9.5 NAHA(ホテル アンテルーム 那覇 2階)
入場料:無料
駐車場:無料、50台
*満車時は近隣のコインパーキングのご利用をお願いします
主催:HOTEL ANTEROOM NAHA、HOTEL ANTEROOM KYOTO
企画:MISENOMA、﨑原 未帆(沖縄UDS株式会社)、新原 伶(UDS株式会社)
推薦者:上田 聖子(キュレーター)、林 立騎(翻訳家)、町田 恵美(キュレーター)
出展作家:HAYATO MACHIDA、キナ サチコ、大和 楓
グラフィック:花戸 麻衣
英語翻訳:岡田 ゆい
京都展 会期:2025年11月1日(土)〜2026年1月12日(月・祝)(予定)
*那覇展とは異なる推薦者・作家での展示を行います。
詳細はホテル アンテルーム 京都 公式WEBサイトよりお知らせいたします。
関連イベント
オープニングレセプション
日時:8月1日(金) 17:00 – 19:00
会場:GALLERY 9.5 NAHA
入場料:無料
当日は出展作家3人によるアーティストトークを予定しております。
詳細は、当ページにて改めてご案内いたします。
HAYATO MACHIDA x Ambient Snack bar Masako ダイアローグゲーム
HAYATO MACHIDAの作品に登場するトランプカードにちなみ、上田 聖子(キュレーター/推薦者)が、飲み物片手に参加出来る対話の場をつくります。
日時:8月1日(金)19:00 – 19:40(予定)
場所:GALLERY 9.5 NAHA
トーク「境界線のない世界、あるいは揺らぎ」
混じりあっていく物事を、自然をテーマに描くキナの世界観を少しずつ言葉で表します。
キナサチコ、聴き手:林立騎(翻訳家/推薦者)
日時:8月11日(月・祝) 15:00 – 15:40 受付:14:50
場所:GALLERY 9.5 NAHA
定員:15名(事前申込、先着)
参加費:無料
申込方法:フォームよりお申し込みをお願いします
申し込みフォーム
ワークショップ「手描き新聞をつくってみよう!」
ぽよぽよ新聞のぽよ記者、大和楓さんと一緒に参加者のみなさんが書いた記事をもとに新聞をつくります。
(設定したお題に沿って前以て取材を行い、記事をご準備いただきます。お題は申込み時にお伝えします)
大和楓
日時:9月20日(土) 16:00 – 16:50 受付15:50
場所:ホテル アンテルーム 那覇 2階 レストラン
定員:12名(事前申込、先着)
対象年齢:中学生以上
参加費:500円
申込方法:追って当ページにてご案内します
トーク「身ぶりとしての抵抗」
展示作品《Flip the paper near the chin》をはじめ、大和作品に共通する身体の在り方や現在活動の拠点としている沖縄でのことなどをお話しいただき、身ぶりについても考える機会とします。
大和楓、聴き手:町田恵美(キュレーター/推薦者)
日時:9月20日(土) 17:00 – 17:40
定員:20名(事前申込、先着)
対象年齢:どなたでも(小学生以下保護者同伴)
参加費:無料
申込方法:追って当ページにてご案内します
作家・推薦者プロフィール
・HAYATO MACHIDA
1995年沖縄県生まれ。沖縄県立芸術大学造形芸術研究科環境造形専攻絵画専修在学。
沖縄を拠点に活動。ジェンダーや出自といった自己に関わる二律背反をテーマに、絵画作品の制作を行う。主な個展に2024年「Into the Closet」ホテル アンテルーム 那覇、「Unheard Melodies」GALERIE OVO(台湾・台北)、主な展覧会に2024年「ドローイングの現在」師岡制作所、「光州ビエンナーレ30周年記念特別展」光州市立美術館(韓国・光州)、「互いに織り成す物語」佐喜眞博物館など。「VOCA展2026」出品予定。
https://www.instagram.com/hayato_machida_/
【推薦者】上田 聖子 | MASAKO UEDA
ホテルアドバイザリー/キュレーター
1982年滋賀県生まれ、京都府在住。英国グラスゴー美術大学卒業後、プロダクトデザイン会社を経て「ホテルアンテルーム京都」にてギャラリー運営や支配人を経験。2023年にMISENOMAとして独立し、宿泊体験を拡張する空間プロデュースや展覧会のキュレーション、ホテルアドバイザリー事業を展開する。また、アートを社会へ開く実践に関心を持ち、アーツ&ヘルスのリサーチも行っている。
・キナ サチコ | SACHIKO KINA
沖縄県沖縄市出身。沖縄県立芸術大学大学院造形芸術研究科絵画専修在学中。
油彩、アクリル、水性アルキド樹脂絵具などを使用し、日常の風景と心象風景を融合させた景色を描く。
2024年グループ展「FUSEKI」(沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館2階)、個展「ひびとかす」(沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館2階)、三人展「さくさくさくり」(ACUOT・TOUCA BAKE SHOP)、神山財団芸術支援プログラム 第10期生、2024年日本文化藝術財団奨学生など。
公式Instagram<>
【推薦者】林 立騎 | TATSUKI HAYASHI
翻訳者/演劇研究者
現在、那覇文化芸術劇場なはーと企画制作グループ統括。演劇ユニットPort Bで国内外のアートプロジェクトに参加し、東京藝術大学大学院特任講師、沖縄アーツカウンシルプログラムオフィサー、ドイツの公立劇場ドラマトゥルクを経て、2022年より現職。訳書にエルフリーデ・イェリネク『光のない。[三部作]』、ハンス=ティース・レーマン『ポストドラマ演劇はいかに政治的か?』(ともに白水社)
・大和 楓 | KAEDE YAMATO
1998年、徳島県生まれ。沖縄県在住。主な展覧会に2024「CAF賞2024入選作品展覧会」(東京/代官山ヒルサイドフォーラム)、2025 「1998_oid」(東京/LURF GALLERY)、2025 「NEW Days」(神奈川/Art Center NEW) 。この夏、東京都現代美術館の企画展「日常のコレオ」に参加、また立命館大学国際平和ミュージアム戦後80年企画大和楓 個展 「シッティング・イン・ザ・タイム」開催予定。
受賞・採択に2022 三菱商事アート・ゲート・プログラムスカラシップ奨学生 、2023 公益財団法人クマ財団クリエイター奨学金7期生、2024「第11回 CAF賞(Contemporary Art Foundation Award)」優秀賞などがある。
公式Instagram
【推薦者】町田恵美 | MEGUMI MACHIDA
キュレーター
沖縄県立博物館・美術館の学芸員を経て、現在沖縄を拠点に展覧会のキュレーションなどさまざまなプロジェクトに携わる。また、沖縄にルーツのある移民や海外に拠点を持つアーティストの調査も行っている。
本展に関するお問い合わせ
ホテル アンテルーム 那覇 GALLERY 9.5 NAHA
info@anteroom-naha.com (担当:﨑原)